☆駅マルシェ★

スーパーカブ ‐国際車カブ・シリーズの検証‐/三樹書房編 という本が図書館にあって大変興味深いので借りてみました。 開発者のインタビューや開発史、歴代モデルとその派生型を扱っていますが、面白いのはモンキーやシャリィなどの一般的には『カブ号』とは言われないモデルもカブの派生型とされて本書で扱われている点であります、歴史が長く多数生産されただけあって、色んな見方があるようです。 気になったのがp112に載っているポスターの二段目、商用車グループにTボーンフレームではなくスポーツカブのようなフレームを持つ横型エンジンのベンリィCD90がラインナップされています、このモデルは本書の中では触れられていません、CS50やCS65とはタンクの形状が異なるので間違いと言うわけでも無いようです、これがどんなモデルか調べてみたところ、C200のエンジンをOHC化したC201と同一モデルであるということが複数のサイトにより判明しました。 C200についてはスーパーカブ大好き/菊地秀一(マイクロマガジン)という本のp32p106にはC200はカブ号と紹介されていますが、同書のp154からのスーパーカブヒストリカルファイルにはC200は載っていませんでした。 また、ホンダ公式サイト (http://emc.honda.co.jp/pressroom/products/motor/90c200) ではC200は90C200という単独のモデルのようでカブともベンリィとも書かれてはいませんでした、更にマイナーチェンジにも関わらずC201は90C200の項目には入ってはいませんでした。 インターネット上ではこの90c200をベンリィとするサイトもあるようです。 そのスタイリングが興味深いモデルではあるものの、エンジンの形やオイル給油口の位置からMD90やCT110のエンジンと同系統のエンジンのように見え、スーパーカブやモンキー等のC100系統のエンジンは付かないようです、エンジンの載せ換えや部品供給に不安があり、欲しいと思うも手が出ません。 とは言っても弾がなかなかありませんが。 果たしてこれはカブと言えるのか否か。 形式がC200とかC201とかある辺りどことなくカブのようですがもっと調べてみる必要がありそうです。 新聞屋や蕎麦屋のイメージを大事にしたいと仰りスポーツカブさえ叩き出そうとする御仁がおられるそうですから、カフェカブ等に乗り込んだら忽ち喧嘩になりそうです。 カブラキットが他ならぬホンダアクセスから出ている辺りそれは可笑しな考えだとは私は思いますが。


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